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投 稿  
  31年1月~月   
     
 随筆 「初めての旬会ライブ」 瀬戸のなぎさ

 師走になっても四国では、最高気温が25度を超え、初の夏日を観測したかと思うと、数日後の山沿いでは雪が降るなど、気温変化が激しい年の瀬です。
 十月の小春日和でのこと、「夏井いつき先生の旬会ライブ」の招待を某社から受けて、夫と会場となる松山の道後温泉老舗旅館『ふなや』へ出かけました。
 松山といえば、近代俳句を打ち立てた正岡子規の出身地であり、『ふなや』は皇族も訪れる格調高い道後温泉旅館。一度は訪れたいと思っていた処です。
 二十年ほど前には、夫が清水建設松山支店へ単身赴任し、道後のマンションに住んでいたこともあるので懐かしく、早朝から、JR特急列車から日本初の経便鉄道である路面電車を乗り継ぎ、のんびりと市街地を走っていると
「松山や秋より高き天守閣」
と子規が詠んだ句が思い出されて途中下車。
 リフトで城山の斜面を登り、石垣まで行くと、晴れ渡った青空に、懐かしい白壁の天守閣が聳(そび)えていました。
 街中とは思えない静けさの中で、太陽に照らされた穏やかな道後平野を眺めながら「平和だなあ…」としみじみ思いました。
 そして、いつの間にか両親や長兄らの享年を超えて、まだ自分が生かされている有り難さに、胸中に感謝のお題目があふれます。
 やがて再びリフトで街に降り、昼食。
 そこから徒歩で『ふなや』への道すがら、俳句を作って投句できるポストが、至る処に設置されているのを見て、さすがと感心。
 旬会ライブでは午後2時から『ふなや』3階の『光輪の間』で、中・四国地方から100名近い人が集っていました。
 多くの人達が、テレビの人気バラエティ番組『プレバト!!』(TBS系木曜19時~)での俳人・夏井いつき先生のファンのようでしたが、私は夏井先生も、芸能人らが俳句の出来映えを競い合う番組も知りませんでした。
 けれど和服姿の先生の、ユーモアたっぷりで解りやすく楽しい講義にすっかり魅了され、これからはそれらの番組で勉強して、句が詠めるようになりたいと、メモを取りました。
① まず、自分が見つけたモノ、人、景色などの様子が【俳句の種】になる。
② 【俳句の種】を五・七・五のフレーズに整える
③ 【俳句の種】に似合う季語を入れる。
 それだけの作業ながら、いざとなると難しいもの。
 ライブ以来、毎週木曜日の夕方は、早めに夜の勤行唱題と夕食を終え、メモ帳片手に『プレバト!!』を視聴して、頭脳の老化を少しでも抑えたいと頑張っています
      (せとのなぎさ)